部下は見ている! 「叱り方、ほめ方」編

文●キャリアコンサルタント 吉崎 英伸


 部下を叱ったりほめたりすることはよくありますが、上司の気持ちがいつも部下に伝わっているかというと、必ずしもそうではありません。
 「叱る」ときに注意すべきことは、決して感情的になってはならないということです。厳しく叱る真剣さは必要ですが、感情的になると余計なことまで口に出し、人格否定につながることが多いからです。特に人前で叱責されると、立場の弱い部下にとってプライドは傷つき、まして人格否定されると、信頼関係は一気に崩れてしまいます。厳しく叱った時は、最後に助言や励ましの言葉をかけるなど、しこりが残らないように関係修復をしておくことも大切です。
 一方、「ほめる」というのは、「おだてる」ことではなく、本心から出た言葉でなければ通じません。口先だけのほめ言葉は、最初は心地よく聞こえても、そのうちに上司を軽べつするようになります。部下の行動や資質、成長ぶり、人間性などの持ち味を日頃からよく観察し、心で受け止めていることが大切です。そして、その気持ちがタイミングよくほめ言葉になった時に、部下も自分をよくみてくれているなと感じ、心に通じるのです。人はほめられて育つと言いますが、部下の良いところを見るように心がけ、是非気持ちの伝わるほめ方をしたいものです。
 「冷静に考えて叱り、気持ちを込めてほめる」、これが部下の心を捉え、信頼関係を高めるコツです。「叱り方、ほめ方」次第で組織の雰囲気が明るくなり、活気づきます。下表をもとに自分の言動を振り返り、関係改善に役立てて欲しいと思います。

自己チェック項目 

 部下は上司のここがイヤ! [好ましくない言動] ×
 1. 部下との関係悪化を恐れて叱らない、言うべきことをビシッと言ってくれない    
 2. 人がいるところで厳しく叱責を受け、恥ずかしい思いをし、プライドが傷ついた    
 3. 細かいところまで非を並べ立てて、しつこく叱られる    
 4. 良い点を見出すというよりは、欠点ばかり指摘される    
 5. 指示通りにやったのに、「指示した意図と違っている」と怒られる(指示不足)    

 6. 「そんなのダメだよ」「そんなことは言われなくても分かっているよ」と、

   怒ったように言われる

   

 7. 「君は素晴らしいね!」とほめてくれるが、口先だけでおだてられているようで、

   本当の自分を見てくれていない

   
 8. ほめた後に、「しかし。。。」と言って問題指摘される    


 

 部下は上司のここに好感! [好ましい言動]  

×

 1. 厳しく叱られた時でも、最後は励ましてくれ、上司の真剣さが感じられる    
 2. 厳しく叱られた後、別室に呼ばれて助言や期待の言葉をかけフォローしてくれる    
 3. 失敗したときでも、「よく頑張ったね、この失敗は次に生かそう」と励ましてくれる    
 4. 「よくチャレンジした」「よく出来るようになった」と努力したことを認めてくれる    
 5. 「君の素早い対応でお客さんも喜んでいると思うよ」と具体的にほめてくれる    

 6. 「君の話し方は説得力があっていいね」と、自分では意識して

   いなかったことをほめてくれる

   
 7. 目立たない部下にも目を向けて、良いところを見出し、ほめてくれる    
 8. 「きのうは遅くまで頑張ってくれて本当に助かったよ」と、労いの言葉をかけてくれる    

 

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